「真の自由」を手に入れろ!

「ネタバレ注意:アメリカンスナイパーに感動はない…そこにあるのは…」Nomad328.

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クリントイーストウッド監督の映画

「アメリカンスナイパー」

ロードショーされたってことで観てきた!

過去にクリントイーストウッド監督の作品は、

ミリオンダラーベイビーとか、

グラントリノとか少しかじった程度だったけど、

かなり感動的な映画だった記憶がある。

といっても5年も10年も前にDVDで観たくらいのもので、

はっきり言って記憶もあいまいだが(笑)



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今回のアメリカンスナイパーも感動チックな

映画かな〜って勝手な先入観を持って見たら、

完全に裏切られた。

そう、このアメリカンスナイパーに

感動なんて言葉はないのだ…。

 

 

以下、ネタバレ注意ね。

ちなみにこの映画は実話にもとづいた作品。

この映画で語られているのは、

『戦争は全てを破壊する』ってこと。

アメリカもイラクも。

軍人も民間人も。

肉体的にも精神的にも。

そして故郷に帰った英雄までも。

 

 

映画の出だしからかなり衝撃的。

主人公のアメリカ人であるスナイパーが

イラク人の女性とその子供を狙っている。

当然、民間人。

 

 

女性は20代後半くらいだろうか?

イスラムにありがちな黒いベールをまとっている。

子供は年の頃10歳を少し越えたくらい。

あどけなさが顔に残る。

でもその顔は恐怖に覆われている。

自分が今からするべきことの重大さを

肌で感じているのだろう。

 

 

女性は子供に対戦車用手榴弾を渡す…。

子供はそれを受け取り行軍してくるアメリカ人に

向かって走り出す。そう、自爆テロだ。

主人公は無線で上官に判断を仰ぐ。

民間人を、子供を射殺するべきか?と。

上官は走ってくる子供を確認できていない。

上官は主人公に判断を任せると言う。

そして彼は自分の判断で子供を射殺した。

 

 

自分の子供が射殺されたその女性は、

子供のもとに走り寄り、そして手榴弾を手にとって、

今度は自分が自爆テロとしてアメリカ軍に

向かって走る。

 

 

次の瞬間、主人公の弾丸が一瞬で

その女性の人生に終止符を打つ…。

 

 

映画が始まって10分もしないうちに

戦争のもっとも禍々しい一面を

見せつけられる…。

 

 

私自身、ホラー映画も含めて結構な数を

観てきたが、年端もいかない少年がこんなにも

リアルに射殺される映画はこれまで観たことがない。

その後も、アメリカ人と口を聞いたというだけで、

イラク軍人(映画中では虐殺者と呼ばれていた)達は、

同じイラク人の子供の頭を電動ドリルで穴を開け殺し、

それを父親に見せつけた。

そしてその後、父親を撃ち殺したのだ。

 

 

主人公はスナイパーとして4回イラクに派遣される。

その度に敵を遠距離から射殺し続け、

周りからは英雄と呼ばれる。

ただ、彼はイラクから自宅に帰っても、

心はイラクに残ったままだ…。

なんの映像も流れていない

真っ黒な画面のテレビ見続け、

屋外バーベキューで子供とじゃれあう犬を観て、

その犬を力でねじ伏せる…。

戦争でのトラウマが消えないのだ。

 

 

そんなトラウマを克服するため、

退役した軍人達

– 多くは手足がなかったり、

精神的に病んでいたりするのだが –

と射撃をし、一緒に時を過ごす。

そして主人公自身も快方に向かう。

 

 

ある日、退役軍人の一人と射撃場に向かい、

主人公は彼に射殺されてしまう…。

映画中ではその理由についてはふれられてはいない。

射殺した軍人もまた戦争の被害者なのだ。

 

 

この映画に感動はない。

戦争がそれに関わる人、

そして全てを破壊する。それだけだ。

 

 

正義の反対は悪ではない。別の正義だ。

この映画では、アメリカ人の視点から描かれ、

アメリカを正義、イラクを悪と描写されている。

実際、主人公はイラク人を野蛮人と呼んでいた。

だが、彼らには彼らの正義がある。

イラク人からすればアメリカ人が野蛮人

なのかもしれない。

 

 

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戦争は全てを破壊する。

日本という平和な国で、

映画館でポップコーンをかじりながら思った、

週末のひと時であった。

 

 



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